固定電話でも双方向の番号ポータビリティ、2025年1月受付スタート
今まで光コラボのインターネット通信会社で使っていた固定電話番号は他社の光コラボインターネット会社へ移転するときには持ち運べませんでした。つまり同じ番号は使えませんでした。
光コラボとはNTTの光回線フレッツとインターネット会社のプロバイダ機能(インターネットに接続する機能)を組み合わせて提供するサービスのことです。
同じ番号を使いたい場合にはアナログ戻しといういったん電話番号をNTT東西のアナログ回線へ戻して後再び新しいインターネット会社で使用しなければなりませんでした。
ただしアナログ戻しは無料でできるわけではなく、NTT東日本の場合は3,300円~22,000円、NTT西日本の場合は下記料金の合算の料金がかかります。
基本工事費
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派遣工事:8,250円(税込)~ 無派遣工事:2,200円(税込)
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交換機等工事費
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1,100円(税込)
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屋内配線工事費
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既存の配線を利用:2,310円(税込) 新規に配線を設置:12,650円(税込)
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私のエリアはNTT東日本ですがアナログ戻しの費用を問い合わせたところ1万円くらいかかると言われて断念しました。
しかし会社やお店などでは電話番号が変わると困るというケースも多いと思います。
2025年1月からはそうしたアナログ戻しを行わなくとも光コラボインターネット会社間そして光コラボとNTTの光電話間で電話番号の持ち運びができます。
注意点
番号ポータビリティになって固定電話の電話番号を変えずに済むといっても注意書きがあって「引越しなどで設置場所を変更する場合は、同じ番号で移行可能なエリア内に限り、番号ポータビリティが可能です。」ということでした。
つまり東京で使っていた03から始まる固定電話番号は大阪に引っ越す場合は持ち運べないということですね。これは極端な例ですが03の後の4桁についても使用可能なエリアが決まっているので移行可能なエリアが違ってしまうと同じ番号を引っ越し先へ持ち運べないということになります。